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感想


いつもこのブログを見て下さって
ありがとうございます

占いのブログをしたいなって
思って始めたのですが
今は 旅や食べ物 の事など
思いの丈 を書かせてもらっています。
  (真夏の旅は少しおあずけです
     秋からまた 色々行けたらいいな と)

今日は最近読んだ本のお話を。
エイミーは好きな作家の一人。
でも 内容がなかなか濃く 
途中まで読んで その先に進まず
机の上に置きっぱなしにしていました が
この表紙の 瞳と
やたら目が合う気がして
やっと 読み上げました。

2010年 大阪のマンションで3歳と1歳の子供が閉じ込められ死亡した 育児放棄の事件が元になっている小説で

・事件をおこしたその母親の幼少期から成長の 過程と心情、
・その母親の母親(亡くなった子供の祖母)の幼時期から成長の過程と心情、
・そして亡くなった 幼い子供の心情、
と  色々な目線から 書かれています。

  本当に罪深いのは誰か
と 示唆に富む本でした。

虐待は連鎖すると 言われていますが
登場人物はそれぞれに 辛い青年期を過ごしています。
誰か心を打ち明けれる人がそばにいれば
少しでも違ったのでしょう
みんな 1人で苦しみ、 母親に愛されなかった連鎖が引き継がれ 幼い子供達に最悪の結果が起こったのではないか と考えさせられました。



現実に 親子関係で 複雑な心情がある場合、
占いの鑑定盤でも表れます。
占いの花束では  
  「運命の遺伝子」 といいます。

幼児期に母親に愛されなかった というのは
その人の人格形成にも影響されてしまうことがあります。
愛を与えられなかったので、自分や他人を愛する事ができなくなってしまったり、問題行動に走ってしまったり と

その事を書いた本が
心理カウンセリングの勉強で
勧められた本です。

不適切な養育で もたらされた心の傷を
回復できる方法が書かれています。
著者の藤木さんも 壮絶な幼少期を送ってきましたが 自身の認知行動療法で立ち直られました。
虐待を受けて育った子供は 自尊感情が低く、対人関係や社会適応力が困難になります。
その自尊感情を回復させる為のプログラムが
紹介されています。

自己肯定感を高めると他人肯定が生まれます
まず自分が変わる。
そうして 親からの連鎖を断ち切る事ができます。

生き方は必ず変えれる と
著者の思いが書かれている本です。




今日も綺麗な夕焼け曇の空、
最近 酷暑続きで 陽が落ちるとホッとします。