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愛情


今週は少し暖かい日が続いています。
先日、
広島市から呉市まで
バイクで少し遠出してきました。


呉の街に
幼い時、住んでいた事があります。
あまり良い思い出がなく、
あの頃は幼稚園に行くのが嫌で毎朝泣いていました。
母親から離れるのが
本当に嫌だったんです。
これは小学校に上がってもそうでした。



2つ下の妹の事は大好きなのですが、
私が学校に行っているのに
妹だけが母と2人で過ごしているのが
悲しかったんです。
母を1人占めされた気がしていたんですね。



小学校になると
さすがに泣く事はしませんが、
そのかわり毎朝決まってお腹が痛くなりました。



皆さん、
お分かりですか?


これは愛情不足感を持っていたのです。
かまって欲しい、
それだけです。


私は
それを素直に言えなくて、
抑えていたんですね。

その頃の私の宝物は
マイ毛布。
スヌーピーに出てくる
ライナスの
セキュリティブランケットですね。
いつも持ち歩いているあの毛布です。
私は寝る時に
このマイ毛布が欠かせませんでした。
それは、大人になって
その毛布の意味と理由がわかりました。
この毛布で心の安定を保っていたのでしょう。



                                   画像はお借りしました




母からは
たくさんの愛情をもらっていました。
でも、私は本質的に愛情枯渇感があり
もっともっと愛して と
と思っていたんですね。

今なら母の性格も
そして私の本質からも理解できるのですが、
母親からの愛情を欲しいのは
私だけじゃないですよね。
子供はみんな
たっぷりの愛情が欲しいのですから。




先日ご一緒したご夫婦には
2人のお子さんがいます。
2歳と1歳のベビーちゃん。
1歳のベビーちゃんはまだお母様に抱っこで
手がかかります。
でも2歳のボクは
お父様がしっかりと傍で見守られていました。
ボクの話しに耳を傾け ずっと会話を続けながら
食事をさせたり 危ない事から守ったりと
とても感心させられたんです。
温かいご家族でした。


たっぷりの愛情を注がれた子供は
人をたっぷりと愛せるようになります。
そして
たっぷり褒められた子供は
自己肯定感が強くなり自信が生まれます。



簡単なようで
なかなか難しい事です。